ガンマGTPの基準値・病院に行くべき数値は?

肝臓疾患の自覚がない女性

ガンマGTPの数値について、どのぐらいまでが正常で、どこからが異常とされるのか、基準値を知りたい人もいるでしょう。今回はそのような人のため、ガンマGTP検査値の基準値について説明していきます。

ガンマGTPの基準値

まず、ガンマGTPの基準値というのは、性別により異なります。また、検査を実施している機関や検査のしかたによっても基準値は違いますので、ここで挙げる数値はあくまでも一般的なものとして覚えておいてください。

男性の場合の正常値は大人の場合10~50IU/リットル、女性の場合は9~32IU/リットルです。

この数値を上回った場合には、程度の差はあるものの、全て異常値であるといっていいでしょう。

ガンマGTPが高いと肝臓はどうなっているのか

数値が異常だった場合には、肝細胞が破壊された状態になっています。そして肝細胞が壊れると、血液中に酵素であるガンマGTPが漏れ出した状態になっているのです。

これを血液検査で調べた場合に、漏れ出したガンマGTPが多いほど高い数値を示すことになります。

少し高いくらいでも油断は禁物

正常値の範囲内より少し超えている場合でも、自分は大丈夫と高を括るのはよくありません。

というのも、異常値を示している場合には、脂肪肝、アルコール性肝障害、薬物性肝障害、慢性肝炎、肝硬変、肝がんを引き起こしているかもしれないからです。

とくに症状はないから平気という人もいるかもしれませんが、肝臓は沈黙の臓器と称されており、よほど深刻な状態に陥るまでこれといった自覚症状があらわれないため、早期に適切な対策をとって数値の改善を目指さなくてはいけません。

女性管理栄養士

病院を受診すべきガンマGTPの数値

ガンマGTPの数値に関して、どのぐらい高くなっていると病院に行く必要があるのか、気になっている人もいるのではないでしょうか。

基本的に基準値を超えていれば病院に行ったほうがいいのですが、とりわけ注意しなければいけないガンマGTPの数値について解説します。

前述したように基準値を上回る数値が出たという人は、病院に行ったほうがいいのですが、とくに100以上であれば病院を受診し、適切な対策をとっていかなければいけません。

ガンマGTPが上昇する原因が取り除かれないまま過ごしていると、重篤な病気を引き起こしてしまうことにもなりかねないからです。

ガンマGTPの数値100以上はどんな状態か

ガンマGTPの数値が100以上になっている場合、脂肪肝が悪化している疑いがあります。脂肪肝になっていても、これといった自覚症状がないため、病院で診てもらわなければ詳しいことはわかりません。

また、可能性としてはアルコール性肝障害、薬物性肝障害、慢性活動性肝炎のほか、肝硬変、肝がん、胆道疾患を引き起こしていることも否定できません。

お酒を飲まなくても数値は上昇する

アルコールを摂らなければガンマGTPは高くならないと思っている人もいるでしょうが、お酒を飲まない人でも数値が上昇する可能性はあります。

肝臓病を引き起こしている場合はもちろんのこと、胆道系疾患にかかっている場合、ステロイド薬、抗けいれん薬、抗てんかん薬、向精神薬といった薬剤を使用している人も数値は高まるのです。