ガンマGTP(γ-GTP)が上昇する原因・数値が高い時と低い時の症状

女医さん

ガンマGTPはどのようなことが原因となって数値が高まるのでしょうか。ここでは、このような疑問を持っている人のため、おもな原因について説明しています。

ガンマGTPが上昇する原因

アルコール

お酒、ノンアルコールビールやノンアルコールカクテル、栄養ドリンク、みりんといったものに含まれているアルコールを摂取することにより、ガンマGTPが上昇します。

薬剤

抗けいれん薬、ステロイド薬、抗てんかん薬、向精神薬といった薬剤を使用している人の場合、ガンマGTPが高まってしまいます。

油脂

ガンマGTPの検査を受ける前に食事で油脂を摂取し過ぎたことが原因で、ガンマGTPが上昇するケースがあります。

胆道系の病気

胆石、胆道系のがん、原発性胆汁性肝硬変といった胆道系疾患を引き起こしている場合、ガンマGTPが高まります。

すい臓がん

すい臓がんを引き起こしている人の場合、ガンマGTPの数値が上昇しています。

肥満

太り過ぎになっている人は、ガンマGTPが高値を示しやすい傾向があるでしょう。

運動不足

体を動かす習慣がない人は、ガンマGTPが上昇しやすいのが特徴です。

血圧計の数値

ガンマGTPが高いのは問題なのか

数値自体が高くなっていることで悪影響が及ぶことはありません。しかしながら、健康に悪い生活習慣、病気、薬剤の使用といった具合に、ガンマGTPを高める原因が必ずあることが問題なのです。

治療のための薬の使用はやむを得ませんが、それ以外のものは自分で改善したり、適切な治療を受けて、数値を改善することが大切といえるでしょう。

ガンマGTPが低い場合の問題・病気

ガンマGTPが正常値を上回っている場合は当然、肝臓などの病気の疑いがあるため改善しなければいけません。しかしながら、正常値を下回っている場合は何か問題はないのか、病気をしていないのかと心配になっている人もいるでしょう。今回はガンマGTPが低い場合、どんなことを考えられるのか、問題の有無も含めて解説します。

ガンマGTPが基準値を下回った場合の問題・病気の有無

基準値を下回るとなると一桁になりますので、極端に低いと不安に感じる気持ちは理解できます。ただ、現状の医学では低い分には全く問題がない、病気の可能性もないといわれています。

どういう場合にガンマGTPが低くなるのか

ガンマGTPはお酒に敏感に反応するため、アルコールを摂る機会が少ない人は基準値を下回ることがあります。とくに一滴も飲まないような人の場合、基準値より低い数値を示すことが少なくありません。

また、女性は元々女性ホルモンの関係でガンマGTPは低くなりますし、基準値も正常値、異常値共に男性と比べると低めに設定されています。さらに妊娠している場合、これも女性ホルモンの影響でガンマGTPが低くなりやすいのです。

該当しない場合には

中にはお酒を飲んでいるにも関わらず数値が低いなど、ここで取り上げた低い数値を示す原因に該当しない人もいるでしょう。

低くてもとくに問題はないといわれていますが、心配だという人は医師に問題はないのか、病気をしていないのか話をしてみてはいかがでしょうか。

ガンマGTPが高い場合の問題・病気

ガンマGTPの正常値をわずかにでも上回ると、なんらかの病気を引き起こしている可能性があり、より詳しく調べなければいけなくなります。

中にはどういう病気を引き起こしている可能性があるのか、知りたいという人もいるでしょう。ここで解説していますので、興味のある人はチェックしてみてください。

ガンマGTPが基準値を上回った場合に引き起こしている疑いがある病気

ガンマGTPが正常値より高くなっている人の場合、まずはさまざまな肝臓の病気を引き起こしている可能性があります。

具体的な病気の名称としては、脂肪肝、急性肝炎、慢性肝炎、薬剤性肝炎、アルコール性肝障害、原発性胆汁性肝硬変といった肝機能障害が挙げられます。

また、肝臓関連の病気以外にも引き起こしている可能性があり、胆道が圧迫されていたり、閉塞が起こっていることによって、ガンマGTPが血液中に流出している疑いもあります。

ガンマGTPのセルフチェックはできるのか

ガンマGTPを調べずに、自分で肝機能をチェックするのは困難です。というのも、肝臓の病気などを引き起こしていたとしても、これといった症状が深刻な状態になるまで起こらないのが肝臓の厄介なところだからです。

ただし、まったくセルフチェックする方法がないかというとそうではなく、肝臓が悪いと食欲がわかなくなったり、お酒がおいしくない、酔いのまわりが悪いと感じたりします。

また、顔面が黄色みを帯びてくる黄疸(おうだん)の症状も自分や周囲が見てわかる変化ですので、注意深く観察してみるとよいでしょう。